公開日 2023年07月07日
更新日 2023年07月12日
初めて会う方に「ホームページはWordPressで作られているのですか?」と聞くと、ほぼみなさん「WordPressです!」と答えます。WordPressでサイトを作っている人が多いなということを実感する瞬間です。
日本ではホームページを制作するときに使う、一般的にCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)と言うホームページを更新するソフトウエアーは、シェアをみるとWordPressが8割を超えています。さらに言えば、世界でも6割を超える圧倒的シェアを誇っています。導入のし易さ、開発のし易さ、拡張性を考えれば、ノーコード(HTMLを使わないでサイトが作れる)のクラウド型CMSが出てきてもまるで太刀打ちができていない。そんな状況です。
WordPressはオワコンと言われたってそんなものは全く関係なし
シェアは減るどころか増えている 月もあるくらいで現在は83.1%もあります。(引用元: W3Techs-Distribution of content management systems among websites that use Japanese)
圧倒的シェアです。そんな中で、サイトが壊れているのに放置状態でサイトの検索にかかり続けているサイトが山ほどあります。
WordPressサイトで自分のサイトがエラーを晒したまま検索に表示されているか調べる方法
さて、まずこの記事では、あなたのWordPressサイトが実は壊れていて、知らない所で検索でさらされ続けていないかどうか調べる方法を教えます。
結論:「会社」+「warning」+「wp-content」→「会社 warning wp-content」でまず検索してみよう!
そして次に、 会社+warning+ wp-content+(あなたの会社名)→「会社 warning wp-content (あなたの会社名)」
で調べてみましょう。
このキーワードで検索しても、エラー画面が出てこなければ、全く問題ありません。エラー画面で晒され続けていたということもないでしょう。
もし、これで残念ながらエラー画面が表示され壊れている事実が発覚してしまった場合は、今すぐにでも専門家に連絡して修正してもらいましょう!
目次
実は、WordPressサイトはたくさん壊れている現状・・・
先ほど、
「会社 warning wp-content」
で検索して「こんなに壊れているの?」と思うかもしれませんが、普段見えないので壊れている実態があります。
エラーコード を変えて検索すればもっと様々な破損をしているサイトを見ることができます。
これは、WordPressで使われているプログラム言語、PHPの記述ミスや、バージョンアップ後にPHPの構文が非推奨になりエラーになるなど、様々な状況でエラーが起きている状況です。
始末が悪いのは、これだけエラーページがあったとしても、全てのページにエラーが出る場合ばかりでもないですし、末端の記事の一部がエラーになっているなど、見つけにくい場合もあるので気づかれないことの方が多いようです。
壊れているページはすこぶる印象が悪い
画面一面に表示されたエラーの数!どうでしょう?
さらにはいたるところに表示されるエラー表示。functions.phpの261行目あたりにエラーがあるこの用事がこれでもか!と表示されています。
このようなページがあったら、一般のサイト利用者の目に触れないようにすぐに直す必要があります。
WordPressが主に壊れるタイミング
WordPressが壊れるタイミングは、様々ありますが基本的には突然前触れもなく壊れてしまう印象です。サイトを見たらいつの間にかエラーコード が出ていた。
壊れた状況がわからない・・・という話をよく聞きます。
壊れるタイミングWordPress本体やプラグインのバージョンアップをした時
画面が真っ白になりましたという相談が多い最も多いきっかけが本体やプラグインのバージョンアップしたときです。WordPressとプラグインとの間に不整合が起こると画面が白くなったり、エラー表示がされたりします。バージョンアップ後公開されているサイトの確認をせずに作業を終了せずサイトの確認をする方が良いです。
自動アップデートの設定をしてあるとき
WordPressでは、アップデートを自動でやってくれる機能があります。何も考えずに自動でアップデートを行なってしまうので、この時にサイトが壊れてしまう場合があります。自動アップデートの設定は必ず切るようにしてください。
chromeやeage、firefoxなどのwebブラウザの更新があったとき
WordPress自体が原因ではなく、Webブラウザやウェブサービスなどの外部的要因により機能が使えなくなるなどの問題が出てくる可能性があります。例えば、ウェブ版のgoogle map APIが有料化になった時には、CMSの設定変更やプラグインの設定変更が必要になりました。
使っているPHPの書き方が古すぎた。
エラーは見えないけれど実はエラーが出ている時がある。
それは、WordPress側でエラー表示を削除することができるから。
wp-config.phpの中に書かれている下記の部分を「true」か「false」に設定することで、デバックモードを発動させるかどうかを設定することができます。
describe( 'WP_DEBUG', true ); define( 'WP_DEBUG', false );
つまり、エラーコード が表示されているのは、このデバックモードが 「true」になっているから。
通常はエラーが出ないように「define( 'WP_DEBUG', false );」になっていることが多いが、制作の途中で、「describe( 'WP_DEBUG', true );」にした後放置してしまったのかもしれないが、結局「describe( 'WP_DEBUG', true );」になっていないと、エラーが起こっているかどうかもわからず、放置することになるので厄介なことになりそうな予感がします。
エラーを消したとしても検索にはかかってしまう?
検索上はエラーが出ていても、ページに行くとエラーが表示されていないページもあります。
普通に考えれば、修正ごまもない状況ということが考えられます。
ただ、エラーがあって一度表示されてしまうとしばらくは表示されたままになってしまうということも考えられます。
通常は、ウェブサーチコンソールを利用して、ページ自体を検索から除外するか、修正した後に再度クロールをしてもらうかを選択することになります。
検索後のディスクリプション表示にエラー表示が出ている場合は、クロールをしてもらい正しい表示になるようにしてください。
まとめ
ホームページを閲覧中、壊れたサイトを見つけるとなんぜこんなに壊れているの?と思います。そして、壊れている内容を放置してしまうと更新日付が古い以上に印象が悪くなってしまいます。
たくさんのサイトを見て気づいたことなのですが、WordPressのサイトが壊れているのは、普通に閲覧されているページ以外という場合もあります。
見つけにくかったりする時もあるので、1ヶ月に一回くらいは、